2011-3-11 を忘れない

関西電力の役員ら20人,福井県高浜町の元助役から3億円超の金品を受領

関電、金品受領をほぼ記録せず 総額膨らむ可能性も

金品受領に関する関西電力の調査

 関西電力役員らの金品受領問題で、福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)から受け取った20人のほとんどが日付や、金品の具体的な内容を記録していなかったことが4日、関電への取材で分かった。関電は「組織として記録を残すよう指示していなかった」と説明。金品受領に組織的対応を欠いた関電の企業統治の欠陥が改めて浮き彫りになった。
調査委員会は保管されていた金品などから総額3億1845万円相当と算出したが、記憶に基づく申告が多かった。額の信用性は低く、実際はさらに膨らむ可能性が出てきた。 関電によると、社のコンプライアンス部門が聞き取りした結果、大半は記録がなかった。河北新報10月4日

関電、太陽光発電でも情報提供 原発以外に接点、面談で商品券

関西電力本店=2日、大阪市

 関西電力役員らの金品受領問題で、福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)から商品券を受領していた原子力部門以外の3人は、送電設備の増設や改良を担う部署の幹部だったことが4日、分かった。太陽光発電所などの工事情報を提供するために面会した際に受け取っていた。原子力にとどまらず他の部門にも問題が拡大した形で、新設する第三者委員会がどこまで真相解明に迫れるかが焦点だ。
3人は送配電カンパニーの「電力システム技術センター」(大阪市)の当時所長だった福田隆常務執行役員のほか、副所長だった2人。3件の工事の概要説明などで元助役と面会して工事の規模や概算額などを伝達した。河北新報10月4日

関電、国税調査後1・6億円返還 問題指摘恐れ、高浜町元助役へ

福井県高浜町の元助役森山栄治氏

 関西電力役員らの金品受領問題で、福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)と関係の深い地元の建設会社「吉田開発」に対し、金沢国税局が昨年1月に税務調査を始めた翌月、関電側は、森山氏から受け取った金品のうち約1億6千万円相当をまとめて返還していたことが5日、分かった。
税務調査が関電役員らに及べば問題を指摘される恐れがあり、なるべく早期に返還しようとした可能性がある。
関係者によると、国税局は昨年1月、吉田開発に対し、裁判所の令状に基づく強制調査(査察)に着手。裏金を捻出し、原発関連工事の受注で世話になっていた森山氏に約3億円を提供していたことを把握した。河北新報10月3日

関電監査役、総会前に問題把握 幹部の金品受領、公表見送り

 関西電力の監査役が金品受領問題を今年6月の株主総会を前に把握し、経営陣の対応に疑問を投げ掛けていたことが3日、複数の関係者への取材で分かった。監査役は経営陣を監視する機能を担うが、関電の隠蔽体質を崩せないまま問題の公表は見送られ、機能不全に陥っていた実態が浮き彫りになった。経営陣が不都合な事実を隠してきたことを監督官庁の経済産業省は問題視しており筆頭株主の大阪市の松井一郎市長も「新しい体制をつくるべきだ」と述べるなど経営トップの辞任要求が強まっている。
菅原一秀経産相は辞任を否定した点について「これだけの事案。経営判断は自らしっかりとすべき」と語った。河北新報10月3日

関電、約20年前から金品受領か 「法外な品」元幹部が証言

 

 関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)から多額の金品を受け取っていた問題で、森山氏が少なくとも約20年前にも同様に金品を提供していたことが3日、分かった。関電の原子力部門が長かった元幹部が「法外な品」を受け取ったと共同通信の取材に証言した。
関電が2日に公表した調査報告書では、2011~18年に森山氏と接点を持つ役職などの20人が約3億2千万円相当の金品を受領していたことが判明。既に明らかになっている06年よりも前から繰り返されてきたことになり、企業統治の甘さが改めて浮き彫りになった。
元幹部は「法外な品」が何かは明言しなかった。河北新報10月2日

関電、原発2幹部が1億円超受領 小判やスーツ券、会長ら辞任否定

関西電力の豊松秀己元副社長(左)、鈴木聡常務執行役員

記者会見する関西電力の岩根茂樹社長(中央)と八木誠会長(左)ら=2日午後、大阪市

 関西電力の役員ら20人が福井県高浜町の元助役から金品を受領していた問題で、関電は2日、調査報告書を発表した。受領した金品の総額は3億1845万円相当で、現金のほかスーツ券や金貨、小判形の金などもあった。最多は鈴木聡常務執行役員の1億2367万円で、豊松秀己元副社長の1億1057万円が続いた。原子力事業本部で幹部を務めた2人で全体の7割超を占めた。
氏名公表は12人にとどまり、8人は非公表。計3487万円分の金品が未返却と明らかにした。大部分が使用したスーツの仕立券だった。八木誠会長と岩根茂樹社長は記者会見で辞任を改めて否定した。河北新報10月2日

 

 

関電、金品受領問題で再会見 1億円超受領で厳重注意

記者会見の冒頭で謝罪する関西電力の八木誠会長(左から2人目)と岩根茂樹社長(同3人目)ら=2日午後、大阪市

 関西電力の役員ら20人が福井県高浜町の元助役から金品を受領していた問題で、岩根茂樹社長は2日午後、大阪市で再び記者会見した。八木誠会長も同席。1億円以上の金品を受領した豊松秀己元副社長が、報酬月額2割を2カ月返上した社内処分を公表。最も多く受け取った鈴木聡常務執行役員は厳重注意にとどめていた。八木氏は報酬の2割を2カ月、岩根氏は2割を1カ月それぞれ返上した。
関電は元助役から受け取った計約3億2千万円分の金品のうち計3487万円分が未返却だと公表した。
元助役が要職に就いていた会社への宜供与の有無など一連の疑惑を晴らせるかや進退に言及するかが焦点。河北新報10月2日

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

コメントをどうぞ