2011-3-11 を忘れない

女川原発2号機の再稼動に重大な懸念

女川原発近隣の医療機関「自力避難の手段なし」 宮城県保険医協会、2号機再稼働中止求める

東北電力女川原発=2017年7月

 宮城県保険医協会は10日、東北電力女川原発(女川町、石巻市)の重大事故を想定し、石巻市の医療機関に実施した避難に関する調査の結果を公表した。患者を避難させる計画の策定が進む一方、大半が「独自に移動手段を確保できていない」と答えた。
回答した6機関のうち、避難計画は4カ所が策定済みで、2カ所が未策定だった。未策定の医療機関は「避難先となる医療機関の確保、手配など問題が多い」と指摘した。
患者を避難させる移動手段が現段階で「ない」と答えたのは5カ所で、病床数が多い医療機関が目立った。各機関が自力でバスなどの交通手段を確保する難しさを理由に挙げた。
患者の転院先の有無を尋ねると、「調整中」の1カ所を除く5カ所が「ない」を選んだ。ある医療機関は「県が準備、調整することになっている」と説明している。
調査は2015、16年に続き3回目。18年11月、入院患者を受け入れる病院と診療所計12カ所に実施した。今回の結果を踏まえ、協会は女川原発2号機の再稼働中止などを求める陳情書を県議会に提出した。
県庁で記者会見した井上博之理事長は「策定は進むが、中身が問題だ。実効性を伴った計画にする必要がある」と訴える。河北新報2019年09月11日

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コメント 2 件

ポエム より:

宮城県の医療機関が、女川原発の再稼働は、避難先となる医療機関や移動手段の確保が難しく中止を求める陳情書を県議会に提出したとのこと。全国どこの原発も避難計画の策定は住民の命を守るために最も大切なことですが、どこも充分ではないのが現状です。海岸べりに立地する原発はそこからはなれた離島の人たにちは何処に避難したらいいか、避難する所がないということもあります。やはり原発は稼働すべきではありません。9月12日、宮城県議会で、女川原子力発電所の新規制基準適合性審査に東北電力が提出した資料が、実験データを入れ替えたもので再稼働を目指す主張の根拠は崩れたという指摘がありました(中嶋庸共産党県議)。原発事故が起きたとき、超高温の溶鉱炉心を格納容器の下部に大量に投入した水で冷却する安全対策を原子力規制委員会が認めているが、これは水蒸気爆発を起こす危険があるというものです。水蒸気爆発は起きないという主張する東北電力の実験のデータがオリジナルでないことを確認、実際のデータを示して水蒸気爆発の危険があることを指摘し、県の検討会での検証を求めたというものです。これらにとどまらず、人々の不安はまだまだ多岐にわたって数えきれないほどあるでしょう。現に、福島原発被害者は事故から8年を過ぎても多くの裁判で人間らしい生活を取り戻そうと闘っています。東北電力が福島原発事故からの教訓を真摯に受け止め、再稼働中止、再生エネルギーへの道に踏み出すよう願ってやみません。

ポエム より:

11/28(木)の各新聞は’女川2号機 再稼働「適合」’と報じました。(朝日新聞は社説でも取り上げています)原子力規制委員会が新基準に「適合」と判断したためです。30日間の意見募集を経て正式決定の運びだそうです。これまでも、地域住民の方が女川原発再稼働の是非について住民投票をしようとか、医療機関はいざという時患者を安全に避難させることは難しいから、再稼働中止を求める陳情を県議会に提出したりするなど、さまざまな運動を積み上げられてきています。今回も早速、原子力委規制委員会の発表に対しパブリットコメントへのたくさんの意見提出を呼びかけています。地域住民の意見を大事に汲み上げながら、正式決定してほしいと思っています。日本全国どこでも、その地域に住む人々の意見・意向を大事にしてこそ、民主主義とか、国民主権とかいう言葉が生きてくると思うのですが・・・。

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