2011-3-11 を忘れない

検査担い手足りない 原発事故に伴う子どもの甲状腺検査 専門外の試験に壁

東京電力福島第一原発事故に伴う甲状腺検査で、検査を担う医師らが不足している。県内7地域のうち、県南、南会津、相双で1次検査ができる医療機関はゼロ。県医師会などは、身近に検査を受けられる医療機関を増やすため、研修と認定試験を行っているが、開業医らにとって甲状腺検査は専門外で、試験に合格できないケースが多いためだ。県医師会などは研修回数を増やすなど対応に乗り出す。

1次検査ができる医療機関は県北が10機関と最多で、県中4、いわき2、会津1となっている。県南、南会津、相双は検査できる医療機関がない。
認定試験を受けるには、1日4講義の座学講習を3回、甲状腺超音波画像診断装置を使った実技研修を2回(基礎、応用各1回)受講しなければならない。修了者が座学と実技の認定試験に臨む。試験はこれまでに3回行われ、計約400人が受けたが、合格者は4分の1の約100人となっている。

福島医大によると、甲状腺検査の1次検査は主に、学校や公共施設などを会場に同大などの専門医が行っている。日時が決まっているため、日程が合わないなどで検査を受けられないケースが目立つという。
さらに、甲状腺検査は将来にわたり、長期間に及ぶため、県と同大は、県民が身近な医療機関で受けられるよう県内各地域に1次検査ができる医療機関の設置を目指している。

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